雨の日は憂鬱です。
ジプニーに乗ろうと思いまして、後ろの取手を両手で握って乗込もうとしましたら、雨と鉄板ですからね。
足が滑りました。
身体は車外へ。
十字刑になった格好で、ひざを路面について、引き摺られてしまいました。
入り口の左右に座っていた、二人のご婦人に手を押さえられて、停止を求めてくれたので一応は、後ろから来た車に轢かれることはなかったのですがね。ズボンは破れないまでも、ひざは擦過傷ですね。
滑らないようにと、裏底の柔いゴムの靴を履いていたんですけどね。
フィリピンの人々はゴム草履。ビーチサンダルですからね。
よく滑らないと感心しています。
「だから、そこに手を置かないで!痛いんだから」
「………………。」
うつ伏せになって、ひざが付けないと、凄く不便ですよ〜
「そやからな。乗せればいいんだよ! わしはいつもそうしてる。」
「………………?」
雨の日でも、楽しく話が弾んでいるのは、どこの国でも若き恋人たちですね。
そんなことで、しばらく雨の日が続きそうです。
日常生活。昼に夜にの濡れ仕事。お気をつけくださいませ。
旧正月を2月3日に終えた、フィリピンチャイナタウンであります。
いつもジプニーを使っての移動の私のように思われていますが、乗り換え回数、同行乗車人員、天候、時間帯によっては、タクシーも当然使います。
目的は、目的地への移動。手段として、最も効率的な交通手段を選択しています。
先ほど乗ったジプニーも、乗車客の大半はアメリカ人。
その時折の状況に合わせて、一番合理的方法を選択すればいいのです。
そのジプニーの最低料金が、ガソリンの高騰を受けて、値上がりしました。
これまでは、確か7,5ペソだったと思うのですが、7ペソで定着していたのです。
それが8ペソ。2円の値上げです。
片やタクシーはと言いますと、初乗りが40ペソから………。
私、この勘所が、まだ掴めていないのです。
メーターは、新メーター搭載車に混ざって、旧メーター走行している車もございます。徐々に切り替えなさいということでしょうね。
これまでは『ここまで◯◯ペソだったよな』『新メーターでは◯◯か』という具合なのですが、相変わらず不心得なドライバーが居て、新メーターを更に不正改造している奴もいるわけです。
そんなわけで、未だタクシー料金の勘所が掴めていません。
常時使っているところでは、渋滞での時間料金加算も勘案して、メーターの料金は、許容範囲ではそのまま支払う。
不正料金請求のドライバーには『このくらいだろう』でカネを渡すのですが………まだ、平均料金範囲の勘所を特定できてはおりません。
「360ペソです」
「200ペソで充分だろう?」
別にもめることも無いものです。
『最近、エルミタ界隈のペディキャブに2サイクルエンジンを搭載し まるでトライシクルのような物が出てきましたが興味があります。』
の問い合わせがありました。
言われていますように、ペディキャブに発発(発動発電気型エンジン)のエンジンを載せています。
写真は、2007年のキアポと今年のデビソリアのものです。
私は、トライシケルの変形で「安く造れるのだろう?」程度に考えていたのです。
ところが今年デビソリアに行った時に、これにも名前があることが判ったのです。
その名は【KULIGLIG】英語で言いますとCRICKETですね。
英語では、コオロギですが、フィリピンではコオロギのほかにセミなどの『キュルキュル』というような音を発する広義での昆虫を指すこともあるようです。
言われは、この『キュルキュル』音
発発のエンジンと駆動車軸とは、ベルトで動力伝達が行なわれています。
遠心クラッチで回転数が上がると、ベルトに張力が働いて車輪が回るのです。このとき張力が働くとき、遠心クラッチとベルトが刷れて、『キュルキュル』音を発します。この音が虫の音に似ていることから、つけられた名前です。
それじゃ〜 ペディキャブに発発を搭載したものだけを【KULIGLIG】と呼ぶのかと言いますとそうではなくて、同じ発発エンジンを搭載した、耕耘機や耕耘機に荷車を引かせている乗り物まで総て、【KULIGLIG】と呼べます。要はあの虫の音を発するもの。Vベルトと遠心クラッチのあるものをそのように表現できるようです。
中華街などでは以前から使われていた【KULIGLIG】が、なぜ最近エルミタ界隈で見られるのかというと、【安い】【無免許】で南下したのだと想います。
車両の登録は、市役所に600ペソで登録をすればいいことです。【マニラ市】
もともと作業用で公道を走るためのものではなく、市場などの作業用運搬機としてのモノのようであります。
しかし、そこはそこ、ティティがあればペクペクに入れたくなる。車輪とハンドルがあれば道も走れる………です。
ということで、免許を持っていても警官に呼び止められれば、罰金は500ペソ。しかもとり上げられることもある。
それならば「罰金は払わされるんだから、最初から免許なんか持ち歩かない方がいいんだ」というのが、この時のドライバー君の主張と持論。
そんなわけでこの【KULIGLIG】 一方通行も逆進なんのこの。
乗車料金は、そりゃ〜 トライシケルるより高いペディキャブ料金が適用のようです。
「幾らだ?」
「あなたに任せる!」
その上で足りない場合は『もっとくれ』の表情を浮かべます。
高価なホテルに常泊し、あえて高価な日本料理店に入り、これまた高価な日系KTVで散財する我ら日本人。売春婦や僅かなカネを稼ぐ行商人、ペディキャブ業者を値切るなどの、弱いものイジメをあえてすることもないものです。
「またな」
「オポ!」
マラテ アドリアティコ 100ペソKTV 夢の夢 へのMAPは >コチラ