「永住ビザを持ちながら、何故フィリピンでビジネスをしないのですか?」
意図は不明ですが、そんな質問をいただきました。
フィリピンでの商売?
何故、フィリピンで商売が必要でありましょう?
もし、フィリピンに定住して、生活者となった場合でも、掛かる費用はいかばかりでしょう?
日本のローカル空港から飛び立って、羽田ー成田移動、そして成田ーマニラの国際線、各往復の費用とフィリピン滞在中のホテル代。日本の空港駐車料料金を含めても………そのくらいのオカネが毎月あれば、フィリピン定住には困ることはないでしょう?
友人に言わせれば「中小企業の小金持オヤジ程度のカネが有れば、フィリピンで商売なんて考えなくても良い」
そうすると考えられるのは、困窮するフィリピン市民への自立支援としての、商売くらいですかね?
こちらは、経験的に僅かなオカネで、生活支援は叶います。
差し上げたオカネで、BBQを路地売りしている娘がいます。
その他の娘たちも、類似の、商売ともいえないような小銭商です。
一串は14ペソとか17ペソ。メトロマニラ圏でも値づけは、ケースバイケース。周辺の同業店に見習った値づけです。
晴天の日ばかりでありませんから、稼働日数はどのくらいなんでしょうね?
家族の生活費を賄い。自分の大学の学費も稼げています。
初期費用としては、4000〜5000ペソで叶う話です。
しかし、既に借財大きい家庭では、マイナスからのスタート。
4000〜5000ペソを差し上げても、商いをなして次回仕入れ代金と利益を手に入れる前に、借金返済に消えて行きます。
困窮家庭とは、このスタートラインに立てない人の方が多いのです。
マイナスからのスタート。
錘を引き摺ったスタートとは、通常以上の推力が必要です。
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