「古い米の表面を削るために、再度精米するのも一手ですよ」
古い米の美味しくない原因は、保存法に起因することなのか?
はたまた「精米から食すまでの期間などで………」 昨日書いたの記事について、コメントをいただきました。
冷暗状態で保存した方が、米を良い状態で保管できることも、古くからの知恵です。
そしてやはり精米からの経過日数に劣化もあるのだそうです。
ゆえに、精米した米を再度精米して、米を研ぐなんてことも効果があると教えてくださいました。
本州以南の米所で、路上に精米スタンドというのを見つけて、驚いたことがありました。
最近では、自宅に精米器をもっている方も増えています。
グルメと健康で、家庭用の電気精米器も普及しています。
玄米を袋ごと購入して、良い保管状態で米の美味さを維持。
精米仕立てを食するという、そういうニーズがあるのだな?と思っています。
フィリピンに置換えれば、家庭用の精米器をお持ちの家庭なんて、あるのでしょうかね?
フィリピン在住の日本人なら、日本食材店もしくは、ショッピングセンターの、直射日光を遮った定温な販売スペースに置いてある、ジャポニカ米のうるち米を購入していることでしょう。
路上の木箱に精米した米を、直射日光燦々の野ざらしで売っている光景は、米を美味しく食べる以前の問題ですね。
米を悪くして売っている。そんな風に感じるのです。
ジャポニカ米なら、日本の普通の家庭でもやるように、買ってきてから空気に出来るだけ曝さないように、大きなペットボトルにお米を詰めて、冷蔵庫などで保管するところからはじめるのが、美味しいごはんへの道。イロハのイでありまする。
今日は、昨日紹介したハンドルネーム MetaBearさんの『C級趣味三昧』の記事にある"蒸篭"の話題です。
本当にタイからよく持ち帰られた"蒸篭"です。
"よく持ち帰られた"というのは、そういうことに興味をお持ちになられて、探求をされています。普通は気にもしないで通り過ぎる人の方が多いですから、そういう目というのは、実は奇特なんですよね。
奇特な目を持った優れた人。後からどうのこうのいう人がいますが、こちらの方はそういう目を持たない人。そういう人の方が多いものです。
【ジャポニカ米にもインディカ米にも、うるち米と餅米がある】
"蒸篭"を使うのは、もち米です。
もち米は、ジャポニカ米だけではなくてインディカ米もあるわけです。
言い換えれば、ジャポニカ米にもインディカ米にも、"うるち米"と"もち米"があるということです。
この竹で編んだ蒸篭は、米を食す場合の"もち米"を蒸すために使うものです。
日本では丸いワッパの蒸し器が使われていましたが、蒸篭の"篭"文字が充てられているように、竹で作られていたものが、日本でも古くは使われていたんでしょうかね。
【もち米は、セイロで蒸して食す】
かくしてアジアの一円では、いまでもMetaBearさん購入の蒸篭とおなじような蒸篭を使って、一晩水に漬けたもち米を、湯鍋上に設置した蒸しザル(蒸篭)に入れて、バナナの葉等を掛けて蒸す調理法がとられています。
蒸した米は粗熱をとり、同じく竹で編んだ"おひつ"で保管されます。
日本でいうと"曲げわっぱ"ですね。
以上【古くなったジャポニカ米のうるち米を、美味しく食べる方法】と、【インディカ米のもち米を蒸す調理法】を見てきました。
フィリピン、インドネシアなど、ジャポニカ米とインディカ米の生産消費が輻輳する国。日本以外ではインディカ米と上手につきあうことも、食の楽しみを深めることになります。
ジャポニカ米のうるち米の炊き方は、日本人が普通にやっていることですから省略します。
明日は、インディカ米のうるち米の炊き方について見ていきましょう。
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