マラテの木陰で涼む 日本人。
定収を持たない海外移住組の一部の人は、生活の活路を見出すために日本へ帰国の途へ。
若き妻と幼子を連れて、日本へと向いました。
「何とか住み込みで、仕事有りませんかね?」
「日本で働いて、フィリピン現地の妻と子供へ送金したい」という意向でありました。
しかし、海外に住所が在る日本人というのは、裏返せば、住所不定の無職の日本人男性でしか無いわけで、日本に住所が有って、経歴がしっかりしていて、資格も複数お持ちでも、雇用されることが難しいわけですからね。
それが40〜50代以上ともなると、難しいですよね。
加えて、何かをなさろうにも自己資金も、既に使い果たされています。
まずは、親戚、知人のいる故郷へ、現地妻を連れての日本へ帰国の途であります。
『住所』を日本にすえ、『身を粉に』すれば、援助する親兄弟、親戚、知人も、居りましょう。
5月の連休の時には、もうすでにフィリピン渡航のチッケト手配やホテル予約が完了していて、そこそこの日本人旅行者で賑わったフィリピン・マニラ。
それが、ジワリジワリと、3・11福島原発事故や津波被害にともなう、経済不全の状況や、生活・雇用への影響が拡大してきました。
お盆の頃になると目に見えて、フィリピン・マニラへの渡航者にも陰りが出ているわけですけれど………。
今新たに、日本からの新たな移住者も加わりました。
どのような人かというと、日本でフィリピンパブに勤めていた(経営していた)人なんですね。
日本じゃ、新鮮みのないフィリピン酌婦だから………というよりは、先の震災・事故に加えて、円高ですからね。更に加えて物価高騰や増税も囁かれています。
「握った銭は、放さないようにせんと………」です。
これまで来ていたお客様でも、いつまでも能天気というわけには行かないでしょう。
客は財布の口を堅くして、店には来てくれません。
そこでフィリピンに生活の場を移して………ということなのですが、これまでのカネ成る国、日本。母国でダメなものが、現地が良いわけもなく。
日本のフィリピンパブの衰退は、イコール現地日系KTVの衰退ですからね。
そんなことを実感していられるようでありました。
これから移住して来るという人は、どんな日本人なんでしょうね?
「本当にお金が有る人は、フィリピンには来ないよ!」
とは、フィリピン歓楽街を知る、とある日系KTVのママの話。
全くごもっともな話です。
現地でも汲々として来ています。
こちらも同じで、安定的経済基盤にある人は、そうバタバタと音をたてたり、動き回らないものであります。
昨年8月23日、事件の現場となったキリノグランドスタンド前に来ました。
昨年見られた、マニラ市民の自発的な痛憤や悲しみの祈り………市民が哀悼の花束や蝋燭を捧げる姿を、今年は見ることができませんでした。
今年はうって変わって、国や市、警察関係者の開催する官製行事
治安を脅かす犯行には「強い治安対策」や「警察組織の強化」をアピールすることが目的の行事となりました。
国会で「真相解明と問責」らしき、やりとりがなされました。
その後それさえも曖昧なまま、今日に至っています。
中国人旅行者もろとも元警察官の犯人を射殺したフィリピン警察。犯人が言っていた腐敗の温床も、事件の対応を巡る人命軽視にも、対策がとられることは今後もないでしょう?
小づかい銭稼ぎ目的で、駐車中の運転手に因縁をつけ金銭要求した警察官。
そこで覚せい剤を、この運転手のポケットに押し入れ拘束。
被疑者の携帯電話を通じて、セットアップの全容が他の知るところとなって免職。
過去に幾度も優良表彰をうけていたバスジャック犯の警察官は『「何故俺だけなのだ。(汚職も袖の下も)これまでの警察のシステムだ。何故俺だけが首にならんといかんのだ」』と解雇撤回と復職を要求。
結果として、被害を少なくするための交渉も閃光弾も使われないまま、闇をまっての銃撃戦。中国人観光客人質8人死亡。
昨年の事件を思い出します。
小さな………式典会場の片隅に設けられた申し訳程度の一角の花と蝋燭。
一人の警察幹部が祈りを捧げていました。
長い時間の祈りでした。
事件やそれ以降の葛藤の胸中が、伝わって来る祈りでした。
取り囲むのは、多数のマスコミ取材陣。「何故?人命を尊重しないで銃撃したのか?」の回答でも引出したかったのでしょう?
言葉なく、警察官はその場を離れて行きました。
「答えろ!」と言われても、国家や警察機構や行政市の公式発表や見解と、異なることなど語れるはずもありません。
また、個人が語ったとしても、状況が変わるのは、自分自身に終わることが多いものであります。
官製の儀式やパレード。目前で繰り広げられていることこそが、フィリピンの回答なのです。
真剣に考えて行くと、怒りが湧きます。
日本でもフィリピンでも中国でも………人の命の価値など、公権力支配者からすれば、軽いものですよね。
数日前、福島周辺の子供の健康を調査した結果、多数の子供から内部被曝が確認されました。その結果は「ただちに生命に危険はない」………いつものアレです。
本当の怒りの発露は、このヒューマニズムを境とする戦いです。
政党や支持基盤や、国家や人種、思想、宗教に関係なく、ヒューマニズムを境にした、考え方の違いや戦いになって行くんでしょうね。
マギンダナオ市で起きた大量虐殺。そして、マニラ観光バス乗っ取り事件。
その辺りから、私のフィリピン(国家・人民)観も関わり方も、変わりはじめたと捉え返しています。
観察をするのなら、一定の間隔で見るほうが、変化は読み取り易いものです。
植物の生長は早いですから、子どもの頃の植物生長日記という"日"単位の観察もあるでしょう。
フィリピンの市民生活や旅行インフラなどでは、月単位、隔月単位………。
変化の速度が早くないのがフィリピンです。
むしろ短期のスパンでの観察は、いずれ消え行くもの(一時の現象)も心に留め紛らわしいことになります。
頻繁に更新するブログなどを見ていて、そのブロガーの、ここ数年を振り返るのです。
「喰い詰まって来て、鴨を引き寄せているんだな」 よく観察できます。
マビニ・エルミタ・マラテの昨今について、意見を求めるコメントがありました。
この地区の動きでは、私をはじめとしたフィリピン渡航者の目は冷ややかです。冷ややかなまなざしで、距離を隔てて見ています。
すべての基盤は経済です。
経済的後退や衰退………の原因が、いわゆる「危険」だとは思っていません。
「危険」でも「やっかい」でも、活況を呈していた時期があります。
「危険」でも「やっかい」でも、それを超えて日本人渡航者を惹き付ける楽しみが有ったと言うことでありましょう?
それを遠ざけたものは、フィリピン人の………強盗団やこそ泥、チビッコギャング。物売り、ポンビキ、路上生活者であったのでしょうか?
私の知る限りでの「危険」「やっかい」「災難」は、もっと別な、関係者からもたらされたものだったと思っています。
セットアップやフレームアップに関係した顔ぶれを考えれば、蝶やトンボは捕まえられても、カラスやトンビは架からない蜘蛛の巣です。
同地区の、盛り場にある『日系飲食店の繁盛度合い』(売り上げの推移)が、見て行くべき着眼点です。
儲かりもしない。道々に日本人の闊歩の姿も見えない。総じて賑わいをみせない閑古鳥が鳴く店では、楽しくも盛り上がりも期待できませんからね。
「客が来ないのは天気のせいだ」と同じように、「危険」をもたらしている要素と関係のない、路上生活者などの不快要素を取り除いても、不愉快要素は所詮不愉快。「危険」とは的外れ………。いわゆる「危険」が減少することはないでしょう。
臭い匂いは元から………です。
フィリピンの「ポリス」を、日本の近々の警察組織と同じように考えてはいけないのです。
日本でも今から30年くらい前までは、日本の警察組織の派生のなごりから、地方有力者の息子の不法を、法で取り締まれない時代が有ったものです。
江戸時代の十手持ちは、その地方の地回りが兼ねて居ました。
日本と比較するのであれば、江戸時代の地回り十手持ちと『ポリス』を比較して捉えた方がよいと思います。
「ポリス」ですから、十手(銃、手錠、牢獄)は持っていますし、法を建て前としています。そこは誤解しないでくださいね。
自分の制服も、銃も、バイクすらも経費は自分持ちです。
給料以外からもシノギを行なわないと、制服さえ維持できないのです。
ゆえに、市警察であれば、経済的に豊かな行政市警察の場合は、予算もある程度は満たされ、この差が各市の「ポリス」のシノギ程度に差として見てとれます。
かのリサールパークで、中国人旅行者の乗ったバスがジャックされて、銃撃戦の上多くの旅行者が犠牲になった事件を、覚えて居ますでしょうか?
犯人はマニラ市の元警察官。幾度も表彰されたことのある「優秀な警察官」であったわけです。
その警察官が、路上駐車をしたマニラ市民にシノギを掛けました。
「これはお巡りさん失礼しました………○○○ペソでお目こぼしを」
とはならずに、難癖を掛けられたヒリピン人は抵抗しました。
そこで警察官は覚せい剤の包みを、駐車違反の容疑を掛けたフィリピン人のポケットから見つけます。
「オマエやったな!」被疑者が警察官に詰め寄ります。
………確かそんな発端だったと思いましたが、その一部始終が、容疑者の関係者に携帯電話が繋がったままで筒抜けだったのです。
その結果、この警察官は解雇されます。
それが、あのバスジャック事件での犯人の「みんなやっていたことじゃないか!」「システムだったじゃ無いか!」の叫びとなったわけです。
セットアップやフレームアップが「警察のこれまでのシステム」とまで言われれば………ダダダダン。
「システム」とまで言われれば、ダダダダンだったわけです。
あのときはテレビ中継されていましたからね。
「嘘も方便」で、解雇は撤回、警察官に復帰させるといえば、犯人の投降の可能性もあったように見えました。
バスの立てこもりが在った場所は、市民に流れ弾が及ばないような、周りが小高くなっていたスタンド前の駐車場。あえてそこにジャックしたバスを誘導して犯人は立てこもりましたからね。流石元警察官です。
「システム」とまで言う奴は、総ての市警の恥部を喋る奴………ダダダダンの背景の、やぶにらみです。
そんなことで、冷ややかな目で遠くから、数年単位でその後の市警察の変遷を、見て行こうと思います。
『危険なのは誰なのか?』
『危険なのは、どこの地区なのか?』
旅行者も、在住者も………危険からは距離とって遊び、生活すればいいのじゃありませんか?
フィリピンが危険ならば、フィリピンに行かなければ、離れればいいことです。
母国ではないのですから、そこに住まずとも日本で生活してもいいことです。
「俺のオスケベは………どうしてくれる?」
例えば、アンヘレスのクラーク空港。
東京(成田/羽田)発エコノミークラス往復航空券の最安値は、9月で42000円ですからね。………全国各地の国内空港から飛んでも同程度の額です。
LCCと、日本国内航空会社との国内路線共同運行の組み合わせですよね。
ますます増えるでしょうLCC。クラーク空港利用者。
マニラを経由しないフィリピン旅行者ってのも、これから増々増えるのでしょう? 時間と手間や経費を考えれば、マニラ経由も、第三国経由もあまり関係ないですしね。
LCCでウッシッシーですね。
フィリピンだけが、海外旅行でも無いっしょやー
そんなことで、旅行者の私たちも、現地在住者のみなさんも、冷ややかな眼差しで、距離をとって、好奇心を満たして参りましょう。
◯ 交換価値の高い貨幣を、効率的に稼げるところで稼ぎ。
消費は、コストパフォーマンスの良い交換レートのよい国で、遊ぶ です。
新宿歌舞伎町や吉原が好きだといって、そこに住む必要はないのです。
◯ 嫁の国だから………。
「はぁ〜」
◯ 『フィリピン人になりたい日本人』と『日本人』……… 同じ「日本人」ではありませんからね。
生活の経済的基盤を、フィリピンに固定させる人と、日本に置く人では、考え方も利害も異なるものです。
例え老後にフィリピンに定住したとしても、経済的基盤が異なるのです。
「永住ビザを持ちながら、何故フィリピンでビジネスをしないのですか?」
意図は不明ですが、そんな質問をいただきました。
フィリピンでの商売?
何故、フィリピンで商売が必要でありましょう?
もし、フィリピンに定住して、生活者となった場合でも、掛かる費用はいかばかりでしょう?
日本のローカル空港から飛び立って、羽田ー成田移動、そして成田ーマニラの国際線、各往復の費用とフィリピン滞在中のホテル代。日本の空港駐車料料金を含めても………そのくらいのオカネが毎月あれば、フィリピン定住には困ることはないでしょう?
友人に言わせれば「中小企業の小金持オヤジ程度のカネが有れば、フィリピンで商売なんて考えなくても良い」
そうすると考えられるのは、困窮するフィリピン市民への自立支援としての、商売くらいですかね?
こちらは、経験的に僅かなオカネで、生活支援は叶います。
差し上げたオカネで、BBQを路地売りしている娘がいます。
その他の娘たちも、類似の、商売ともいえないような小銭商です。
一串は14ペソとか17ペソ。メトロマニラ圏でも値づけは、ケースバイケース。周辺の同業店に見習った値づけです。
晴天の日ばかりでありませんから、稼働日数はどのくらいなんでしょうね?
家族の生活費を賄い。自分の大学の学費も稼げています。
初期費用としては、4000〜5000ペソで叶う話です。
しかし、既に借財大きい家庭では、マイナスからのスタート。
4000〜5000ペソを差し上げても、商いをなして次回仕入れ代金と利益を手に入れる前に、借金返済に消えて行きます。
困窮家庭とは、このスタートラインに立てない人の方が多いのです。
マイナスからのスタート。
錘を引き摺ったスタートとは、通常以上の推力が必要です。
ブログの写真。イメージが広がりいいものです。
写真は、技術や設定を駆使して、美しく仕上げるということよりも………カメラ自体が良くなっていますから、あまり考えないでも昨今は良く写るのです。
特に明るい光量の確保できる野外や室内では、カメラの機種に関係なく良く写ります。
「自分のカメラは古くて………」『写りが良くない』といわれている写真を見ますと、カメラの機種や年代の問題ではなくて、ブレているのです。
考えられるブレは
◯ カメラの手ブレ
◯ 被写体のブレ
◯ ピンボケ です。
【ピンボケ】については、狙ったものに焦点が合っていないということで、今ではマニュアル設定で拡大して、合焦を確認できる機種もありますが、多くの方はカメラ任せのフォーカスを選択。
それでも良しですし、マニュアルフォーカスで狙ってみるのも一手です。
【被写体のブレ】設定したシャッター速度よりも、狙った被写体が速く動いた………なんて場合。被写体が暗くて、シャッター速度を速く設定できない。なんて場合に、被写体ブレが発生しますが、ブレも被写体の動きを表現する方法です。 動きがあってこれも良し。
シャッター速度優先で、感度を上げて撮影してもなお、ぶれるのはいたしかた無いでしょう。
私は、フォーカスポイントを、そのファインダー内に見える、狙った被写体と同じ距離程度の明るい仮の被写体で合わせて、シャッターを半押しして、狙った被写体にカメラを向けて、シャッターを切っています。
他の設定替えをして撮影するより、断然この方が早いのです。
撮影した写真には、被写体が暗めに撮影されていますが、そこはレタッチソフトで補正します。
少々、暗かったり明るかったりしていても、記録として残すことが大事ですから、結構シャッターチャンスを、逃すことは無いものです。
また粒子が粗いなどの指摘のある高感度設定でも、写っていないよりは写っていた方がいいわけです。
旅行での写真撮影は、芸術的撮影も意味有りましょうが、記録的要素多々。l
まずは写っていることアリキですよね。
【手ブレ】これが格好有りまして、ピントが合っていない? と思われる写真でも、本当は手ブレに起因しているのもがあります。
最近は、レンズ側やボディ側で、手ブレ補正を何段分かしてくれるものが、ありますが、低いシャッター速度で、ブレがなく撮影できれば、それも技術です。
私の知人には、酒を飲むと、手ブレが収まるなんて人もいますが………(冗談)。
これも被写体ブレ同様、シャッター速度を稼げない、暗い、動きの速い、被写体に起因することが多いものです。
感度を上げて、シャッター速度優先で、撮影することです。
もうひとつは、シャッター速度とレンズの焦点距離の問題です。
レンズ焦点距離は、長いほど、手ブレの可能性が発生します。
ポケットカメラでも、35mm換算で300mm焦点距離なんてものまでありますから、この焦点距離を頭に入れて、シャッター速度を設定すると良いでしょう。
手ブレが少ないとされるシャッター速度設定は【1/(35mm換算焦点距離)=シャッター速度】ですから、中望遠の90mmレンズ程度で撮影のときは、1/100秒で撮影すれば、手ブレの可能性は低くなります。
言い換えれば、ポケットカメラの比較的広角側のレンズの場合、24mmではシャッター速度1/25で、手ブレの可能性は低減します。
軽いポケットカメラで広角側焦点距離のレンズほど、手ブレが少ないのはそのためです。
旅行での貴重なシャッターチャンスを、手ブレなどで逃さないように、挑戦してみてください。
まぁ〜 今時期のデジタルカメラは、フィルム代や現像費用が掛かるわけでありませんので、バシバシ撮影して、数打ちゃ当たる方式でも………問題はありません。
メディアも安くなり容量も大きくなりました。
一度に1000枚も軽く記録。なんてポケットカメラも………どんどん撮影しましょうよ。
ブログ上の、貴男の写真を楽しみにしています。
熱々の "海老めし" インディカ米で喰いて〜
暑い中、お盆をお迎えのことと思います。
墓の雑草を刈って、水で墓石を清め、花や菓子を手向けてのご先祖供養。
ご自身にも、水と塩分。欠かさないでくださいね。
先日の【ジャポニカ米】と【インディカ米】
ちょいと海老ライスを作りたくなって、馴染みの米屋さんに問い合わせました。
「社長、居る?」
「精米所の方に居ます」
「それじゃ伝えて………」
インディカ米の最低注文量と、価格を問い合わせます。
のちほど米屋の社長から、電話が来ました。
驚きましたね。外米=タイ米=インディカ米は、先の日本の米飢饉の時に、日本政府がタイから取り寄せた時のままのイメージでしたからね。
この日本の米飢饉の時の様子を、友人は以前話していたことを思い出しました。
「タイ人が不思議に想っていたんです。」
「なんで日本政府は、あんなに大量に家畜用の飼料米を買って行ったのか?」と………。
そうなんですよ。
あの飢饉の時の『外米=タイ米は不味い』と、日本人が一様に口を揃えて言っていたのは、タイでも常用食のインディカ米ではなくて、家畜飼料用の米だったんですよ。
このことを知っている日本人は少ないだけでなく、マスコミも書いていませんからね。
彼はタイ旅行の過程で、出されたご飯のお米が余りにも美味しくて、日本に送られた飢饉の時の米について、尋ねたのでそうです。
それで判った新事実。日本政府がタイから輸入したインディカ米は、家畜飼料用だったということです。
タイ国を旅行したお方なら誰でも判ること。インディカ米の食事………美味しいのです。
フィリピンに居住している日本人に尋ねれば………日本人旅行者でも同じく、一様に答えることでしょう「フィリピンの米は不味い」と。
そりゃ〜 インディカ米でもジャポニカ米でも、太陽燦々の高温の直射日光下で、木枠で仕切った枡で野ざらしの保管状態ですからね。
これは、小売り店でのはなしですが、収穫からどのような経路と保管状態を辿ってそこに至ったのか?ですよね。
米を収穫する方も、卸す方も、小売りする方も、そして家庭で食べる市民も、お米を美味しく食べる知恵と工夫が無ければ………時に家畜飼料用の米にも化けてしまいます。
米屋の社長の申すには、取扱単位は10キロ/袋から大丈夫です。
60キロでもなければ、30キロでもなく、10キロからで良いとのことでした。
ただお値段が、想定とは大きく離れていました。
「10キロ 6000円で、通関費用と消費税ですね」
「………」
美味いインディカ米を………。
放射線物質に汚染されていない、美味しい米を………。
通関上の問題は別としても………タイ産でも、インドネシア産でも、ベトナム産でもいいのですが、キロ当たり600円。
日本人は、日本は”米の国 ”そう考えているんです。
ですから日本の米が最高のものと考えています。
ところが変わり者が居て、「ジャポニカ米じゃなくて、インディカ米を食べたい」という馬鹿者が現れました。
どこの国の政府でも、自国の食料を守ろうとしますからね。米の輸入は簡単ではないと思いましたが………ね。
そう言うことですわ。
ちょいと「米」についての通関と、現地調達。現地での地産地消に、興味を覚えた私です。
書中お見舞い申し上げます。
暑いですね。
北海道民としては、27℃でも暑いのです。
「何言っているんだ!」 ですよね。
30℃越え40℃に近い気温の、本州各地からすれば、エアコン運転下での室内気温です。
大坂の友人は、車のエアコンの設定温度は29℃とか?
こちらでは、外気温でも考えられない温度です。
扇風機から、ナマ温かい風が届きます。
あと10日くらいは続くのでしょうかね?
お盆を過ぎると、秋風が吹きはじめます。
風は………すでに西風にかわりました。
朝から暑い日が続いてました。
そんなわけでブログを更新する意欲もなく、水風呂です。
水風呂は、37℃くらいの水温で湯船の半分くらいまで、はったところに漬かり込み、水道栓を開いて水を足して行きます。
涼しいのをちょいと超えたあたりで止めて、冷をとります。
おチンチンも縮み上がり、手もふやけ、冷水に顔を浸け………寒いくらいになったら、身体をタオルで拭いて、タオルを敷いた上に転がります。
気持ちいいですね。
しばし、涼みが長く持続します。
北海道でエアコン環境は、と言いますと
コンクリートジャングル化した札幌の中央区。
それに、旭川、北見、帯広などの内陸地。+網走くらいですかね?
あとは、最初から設置してある、レオパレスなどの家電付き賃貸アパートくらいでしょうかね?
今朝のHBC(北海道の地方TV局)のラジオ番組で、『お近くの避暑地を教えてください』という番組内の企画がありまして………。
やっぱり居ましたね
「近くのスーパーマーケット」
「近くのショッピングセンター」 と答える視聴者。
わたし的には、エアコンを効かせて、緑の草原をドライブする。なんてのもアリですね。
そういう夏も、もう少しです。
フィリピンから、帰省で日本にお戻りの方も居ますことでしょう?
お盆には、先祖が戻って来られるという日本の風習。
墓参りで、雑草を刈って、念いを懐かしい昔にするのも、楽しいものです。
関東周辺では、節電で例年より高めの室内気温かもしれませんが、夕涼み、花火、祭、西瓜………日本の夏を楽しんでお帰りください。
わたしは、気温に身を合わせ。
朝早く起きないと仕事になりません。
この時間仕事しているのは、同業者とパン屋さんと蕎麦屋さん。
目の前を新聞輸送のトラックが走って行きます。
そんなわけで、夜早く寝て………電話、コメントには失礼を続けています。
秋の残暑が少なければ………うだる中、涼み昼寝。早寝早起きが、あと一週間くらいで終わります。
ごめんなさいね。
【インディカ米とジャポニカ米】の最終話。インディカ米の美味しい炊き方は………もう少しあとでも良いよね。
これこそが凄いのですが………どうでも良い人には、どうでも良い話です。
明日の………いや! 明日も暑いと、ブログどころではないので、次回は………次回に書き記すことにしましょうか。
「お盆だから、フィリピンに来る人多いですよね」
そのように期待する『フィリピンサービス業』のお方もおられましょうが………。
旧日本軍の遺骨収集や慰霊墓参団の人たち。戦没者のご遺族は『フィリピンへも渡航』ではありますが………。
観光では、円高で、どこの海外旅行でも、安くなっているのです。
フィリピンという選択肢を考える人も、それ以外の国への海外旅行も選択肢ですからね。
北海道千歳空港発ー韓国行き3泊4日、3万円台です。
ハワイもグアムも太平洋の南の諸島も、些少の費用差です。
「海外旅行ならどこに行きたいですか?」
「エステと、美味しいもの食べて、ショッピングかな?」
「フィリピンは?」
「………いいイメージないのよね。」
「セブは?」
「行きた〜い」
そして、避暑と夏休みでは………日本国内の観光地が軒並み観光者が減っていまして、コストパフォーマンスの高い、お得なホテルが続出です。
当日予約で、一室10畳間、温泉三昧、朝御膳は和牛三昧。
これでこれで3千円台………お一人様御一泊代金の飛騨高山なんて話もございます。
今の日本の経済的背景や、原発災害での外国人旅行者離れ。標準的視点から………日本に居住する日本人から考えますと、日本国内旅行なんてのも選択肢なんですよ。
観光の名所が、例年の観光シーズンの1/10の滞在費ですからね。
日本への帰省・帰国の皆様には、お財布と家族ぐるみでこゝろに優しい、日本の夏です。
暑いですね。
北海道民としては、27℃でも暑いのです。
「何言っているんだ!」 ですよね。
30℃越え40℃に近い気温の、本州各地からすれば、エアコン運転下での室内気温です。
大坂の友人は、車のエアコンの設定温度は29℃とか?
こちらでは、外気温でも考えられない温度です。
扇風機から、ナマ温かい風が届きます。
あと10日くらいは続くのでしょうかね?
お盆を過ぎると、秋風が吹きはじめます。
風は………すでに西風にかわりました。
朝から暑い日が続いてました。
そんなわけでブログを更新する意欲もなく、水風呂です。
水風呂は、37℃くらいの水温で湯船の半分くらいまで、はったところに漬かり込み、水道栓を開いて水を足して行きます。
涼しいのをちょいと超えたあたりで止めて、冷をとります。
おチンチンも縮み上がり、手もふやけ、冷水に顔を浸け………寒いくらいになったら、身体をタオルで拭いて、タオルを敷いた上に転がります。
気持ちいいですね。
しばし、涼みが長く持続します。
北海道でエアコン環境は、と言いますと
コンクリートジャングル化した札幌の中央区。
それに、旭川、北見、帯広などの内陸地。+網走くらいですかね?
あとは、最初から設置してある、レオパレスなどの家電付き賃貸アパートくらいでしょうかね?
今朝のHBC(北海道の地方TV局)のラジオ番組で、『お近くの避暑地を教えてください』という番組内の企画がありまして………。
やっぱり居ましたね
「近くのスーパーマーケット」
「近くのショッピングセンター」 と答える視聴者。
わたし的には、エアコンを効かせて、緑の草原をドライブする。なんてのもアリですね。
そういう夏も、もう少しです。
フィリピンから、帰省で日本にお戻りの方も居ますことでしょう?
お盆には、先祖が戻って来られるという日本の風習。
墓参りで、雑草を刈って、念いを懐かしい昔にするのも、楽しいものです。
関東周辺では、節電で例年より高めの室内気温かもしれませんが、夕涼み、花火、祭、西瓜………日本の夏を楽しんでお帰りください。
わたしは、気温に身を合わせ。
朝早く起きないと仕事になりません。
この時間仕事しているのは、同業者とパン屋さんと蕎麦屋さん。
目の前を新聞輸送のトラックが走って行きます。
そんなわけで、夜早く寝て………電話、コメントには失礼を続けています。
秋の残暑が少なければ………うだる中、涼み昼寝。早寝早起きが、あと一週間くらいで終わります。
ごめんなさいね。
【インディカ米とジャポニカ米】の最終話。インディカ米の美味しい炊き方は………もう少しあとでも良いよね。
これこそが凄いのですが………どうでも良い人には、どうでも良い話です。
明日の………いや! 明日も暑いと、ブログどころではないので、次回は………次回に書き記すことにしましょうか。
「お盆だから、フィリピンに来る人多いですよね」
そのように期待する『フィリピンサービス業』のお方もおられましょうが………。
旧日本軍の遺骨収集や慰霊墓参団の人たち。戦没者のご遺族は『フィリピンへも渡航』ではありますが………。
観光では、円高で、どこの海外旅行でも、安くなっているのです。
フィリピンという選択肢を考える人も、それ以外の国への海外旅行も選択肢ですからね。
北海道千歳空港発ー韓国行き3泊4日、3万円台です。
ハワイもグアムも太平洋の南の諸島も、些少の費用差です。
「海外旅行ならどこに行きたいですか?」
「エステと、美味しいもの食べて、ショッピングかな?」
「フィリピンは?」
「………いいイメージないのよね。」
「セブは?」
「行きた〜い」
そして、避暑と夏休みでは………日本国内の観光地が軒並み観光者が減っていまして、コストパフォーマンスの高い、お得なホテルが続出です。
当日予約で、一室10畳間、温泉三昧、朝御膳は和牛三昧。
これでこれで3千円台………お一人様御一泊代金の飛騨高山なんて話もございます。
今の日本の経済的背景や、原発災害での外国人旅行者離れ。標準的視点から………日本に居住する日本人から考えますと、日本国内旅行なんてのも選択肢なんですよ。
観光の名所が、例年の観光シーズンの1/10の滞在費ですからね。
日本への帰省・帰国の皆様には、お財布と家族ぐるみでこゝろに優しい、日本の夏です。
「古い米の表面を削るために、再度精米するのも一手ですよ」
古い米の美味しくない原因は、保存法に起因することなのか?
はたまた「精米から食すまでの期間などで………」 昨日書いたの記事について、コメントをいただきました。
冷暗状態で保存した方が、米を良い状態で保管できることも、古くからの知恵です。
そしてやはり精米からの経過日数に劣化もあるのだそうです。
ゆえに、精米した米を再度精米して、米を研ぐなんてことも効果があると教えてくださいました。
本州以南の米所で、路上に精米スタンドというのを見つけて、驚いたことがありました。
最近では、自宅に精米器をもっている方も増えています。
グルメと健康で、家庭用の電気精米器も普及しています。
玄米を袋ごと購入して、良い保管状態で米の美味さを維持。
精米仕立てを食するという、そういうニーズがあるのだな?と思っています。
フィリピンに置換えれば、家庭用の精米器をお持ちの家庭なんて、あるのでしょうかね?
フィリピン在住の日本人なら、日本食材店もしくは、ショッピングセンターの、直射日光を遮った定温な販売スペースに置いてある、ジャポニカ米のうるち米を購入していることでしょう。
路上の木箱に精米した米を、直射日光燦々の野ざらしで売っている光景は、米を美味しく食べる以前の問題ですね。
米を悪くして売っている。そんな風に感じるのです。
ジャポニカ米なら、日本の普通の家庭でもやるように、買ってきてから空気に出来るだけ曝さないように、大きなペットボトルにお米を詰めて、冷蔵庫などで保管するところからはじめるのが、美味しいごはんへの道。イロハのイでありまする。
今日は、昨日紹介したハンドルネーム MetaBearさんの『C級趣味三昧』の記事にある"蒸篭"の話題です。
本当にタイからよく持ち帰られた"蒸篭"です。
"よく持ち帰られた"というのは、そういうことに興味をお持ちになられて、探求をされています。普通は気にもしないで通り過ぎる人の方が多いですから、そういう目というのは、実は奇特なんですよね。
奇特な目を持った優れた人。後からどうのこうのいう人がいますが、こちらの方はそういう目を持たない人。そういう人の方が多いものです。
【ジャポニカ米にもインディカ米にも、うるち米と餅米がある】
"蒸篭"を使うのは、もち米です。
もち米は、ジャポニカ米だけではなくてインディカ米もあるわけです。
言い換えれば、ジャポニカ米にもインディカ米にも、"うるち米"と"もち米"があるということです。
この竹で編んだ蒸篭は、米を食す場合の"もち米"を蒸すために使うものです。
日本では丸いワッパの蒸し器が使われていましたが、蒸篭の"篭"文字が充てられているように、竹で作られていたものが、日本でも古くは使われていたんでしょうかね。
【もち米は、セイロで蒸して食す】
かくしてアジアの一円では、いまでもMetaBearさん購入の蒸篭とおなじような蒸篭を使って、一晩水に漬けたもち米を、湯鍋上に設置した蒸しザル(蒸篭)に入れて、バナナの葉等を掛けて蒸す調理法がとられています。
蒸した米は粗熱をとり、同じく竹で編んだ"おひつ"で保管されます。
日本でいうと"曲げわっぱ"ですね。
以上【古くなったジャポニカ米のうるち米を、美味しく食べる方法】と、【インディカ米のもち米を蒸す調理法】を見てきました。
フィリピン、インドネシアなど、ジャポニカ米とインディカ米の生産消費が輻輳する国。日本以外ではインディカ米と上手につきあうことも、食の楽しみを深めることになります。
ジャポニカ米のうるち米の炊き方は、日本人が普通にやっていることですから省略します。
明日は、インディカ米のうるち米の炊き方について見ていきましょう。
「なんだよ!LAPU-LAPUに次いで、米の話かよ」
でしょうか?
いや〜 ラプラプ以前に、本当は、こちらの方が先に書こうと思っていたことです。
写真ブログ関連で、ハンドルネーム MetaBearさんの『C級趣味三昧』を見ていたのです。
そこに記事として、マニラでの納豆作り、味噌作り、麹作りなどが掲載されていたのです。
これは、興味津々。
頭ではあれこれ考える人も居ますが、実際に自分でやられいている人が居たことに、敬意と敬服いたします。
環境条件にもよりましょうが、納豆菌や麹………について、疑問に思えた霧が一気に消えたような心地です。感謝感謝ですね。
その写真の中に、タイで購入した竹で編んだ蒸し器が出て来るんです。
これこれ。これですよね。
タイに限らずラオスなどでも使われている、日本で言うところの蒸篭。
これが実に合理的に作られたものです。
この蒸篭を見た時から、「米について書き留めてあったことを、私も書かないと行けないな」などとも思っていたのです。
そんなことで、今日は常温保存で古くなった米を、美味しく食べる方法。
これは、すでに多くの方が知っていられて実際に行なっていると思いますが、その復習です。
知人と一緒にマニラの韓国飯店で、食事をしていたのです。
その米が旨くて、その購入先と品名を店主から聞いたのです。
ところが、それが旨くなかった。米の炊き方はどこにでもある電気炊飯器ですからね。
そうすると味の違いは、米の保存法しか無いわけで、この時の仕入れ先では露外に野積みしてあったわけです。
フィリピンで収穫され、ショッピングセンターで売られているジャポニカ米。
マニラの韓国食材店で売られていた中国製のジャポニカ米。フィリピンでもジャポニカ米はございます。
もともとアジアでは、ジャポニカ米とインディカ米の作付け収穫地域は、重なっていることが多いのです。
低温冷蔵庫保存か?常温保存か?の保存法や、はたまた、精米から食すまでの期間などで、不味くなっているのではないか? とも考えてみたのです。
米が古くなって、不味くなるというのは、ジャポニカ(うるち)米の粘りの問題ですよね。しかし、低温でも常温でも、米の中の澱粉成分の含有量は変わらないといいます。
ここでどなたもご存知とは思いますが、美味い米について簡単に復習しておきましょう。
米細胞の中には、澱粉成分と酵素アミラーゼが含まれています。
アミラーゼの作用は、澱粉に作用して甘みを作ること。そして米の表面をノリ化させることです。アミラーゼが少なくなると、甘みが少なくなって、ノリ化しないで、パサパサした触感に変わります。
古い米と新しい米の違いは、米の酸化です。その結果米の中に含まれているアミラーゼが減っているのだそうです。
ご飯を炊きます。
このご飯を炊くということは、水温が40〜80℃に達する過程で、アミラーゼが澱粉に作用します。ゆっくり温度が上昇すればご飯が柔らか過ぎ、急激に上昇すれば旨味は引出されません。沸騰から98℃以上の状態で20分経過させることが、うまいご飯を炊く方法。はじめちょろちょろ………であります。
そんなことは知らなくても、この最上の状態を市販の炊飯器はやっているということですよね。
同じ炊飯方法でも、アミラーゼが減って来ると、旨味も粘りも少なくなるわけですね。
それじゃアミラーゼを増やしてあげれば、うまいご飯が食べられるということになります。
目指すは、新米の味。 新米は無理としても数ランク上の味です。
答えは、お婆ちゃんたちが昔からやっている方法。もち米を混ぜる方法です。
もち米には、うるち米の1.2倍〜1.5倍のアミラーゼが含まれています。
もち米のアミラーゼで、うるち米の不足したアミラーゼを補ってやろうというのが、この方法です。
これを経験的に先人の知恵として、お婆ちゃんは知っていたのですね。
「俺もやったことがあるけど、不味かったぞ!?」
それは、古いお米に混ぜるもち米の量に問題があるのだそうです。
古い米に混ぜるもち米の割合は、上限として10%
通常は5%程度で、新米の粘りや旨味が蘇るそうです。
多過ぎてはもち米の味になり、少なくてはアミラーゼの効果が期待で来ません。
フィリピンで奮闘中の日本人の皆様。今夜からうまいご飯。お試しあれ!
源屋の焼き飯 P100
稲原種から一万年前にジャポニカ米が生まれ、インディカ米も生まれます。
ジャポニカ米は、私たち日本人が好んで食べる米の分類。
一時期日本の米の収穫が上手く行かなかったとき、輸入米のタイ米=インディカ米を食べて「美味しくないわね」などと日本人は言ったものです。
本当にインディカ米は不味いのかな?
私が食べたインディカ米の印象は、タイの屋台料理でも、アンヘレスのSISIGの店でも、美味しく食べたことを思いだします。
脂っぽい料理と、インディカ米の組み合わせは抜群ですから、タイのカオパに限らず、日本で食べるチャーハンもインディカ米の方が、美味しく作れるのでは無いかと思っています。
ジャポニカ米のうるち米でも、ご飯に粘りがあってパラパラとチャーハンが作ることが出来ない時に、料理の達人は、こんな話をしていました。
「前日に炊いたご飯を冷蔵庫に入れて………」人によっては「微凍結」まで………。
ジャポニカ米の旨味とも言える粘りを、あえて取り除くような作業を下準備にしていたのです。
卵で米をコーティングして、炒飯の材料と煽った米の香ばしさ。
やっぱりジャポニカ米よりも、インディカ米で作った方が、こういう料理は美味いものです。
ジャポニカ米もインディカ米も、それぞれの特徴を上手く引出して、うまい飯を食したいものです。
アンヘレスに行って、あの旨い『シシグ炒飯』喰いてー。
ちなみに『シシグ炒飯』と言うメニューは、アンヘレスにもありません。
勝手にそれぞれ出されたシシグと白米を、皿の上でハロハロしただけなんですけどね。
シシグを下準備しておいて、湯とリ法で茹でたインディカ米と、フライパンで炒めて、タイ料理のカオパのように盛り合わせて提供すれば、フィリピンでうけること間違い無しの一品料理の完成ですね。
日本の国民食たる炒飯ですが「米はジャポニカ米の方が旨いんだ!」などという固定概念を捨てて、インディカ米で炒飯を作られてみては、いかがでしょうか?