マニラPHOTOバ-ジン

「どこか良いとこありませんか？」そんな話をいただきました。




「どこか良い」というのは、女辺の面白いという意味で、『日本人に知られていないスポット』という意味です。


その後再び会う機会があったので、その件について逆質問をしました。


参考までに付け加えておくならば、彼自身は既婚者で、常識的な邦人青年男子であります。




「この前の話。ローカルでってことでしょう？」

「そうなんですが、ローカルは日本人に好意的じゃないんですよね」



彼曰く、ローカルで日本人が、日本のフィリピンパブのような飲み方をしていると、常連のフィリピン人客から反感の目を感じるということらしいのです。



今の日本。少子化と高齢化で、盛り場にでも出れば外国人を見掛けることが多いのです。そして国際化が進んだ日本では、日本人女性と外国人男性が『いちゃついて』居ても、な〜んとも感じないわけです。

それは国際化というよりは、日本人の敗戦国と占領国の外国人へのコンプレックス感が薄れたことによるものが多いのでしょう？


戦後も昭和40年代頃までは、日本でも田舎で外国人といえば、アメリカ軍の関係者か、もしくは宣教師。　そんなものであったわけです。

沖縄や横須賀に限らず、地方の田舎でもアメリカ軍のバッチシステム（レーダーサイト）基地関係者が居るわけです。
日本のお水の女性と米軍兵士の、声高に笑う、喋る、いちゃつく、散財するの様子は、占領国軍人とパン助の関係と目に映り、隣席する日本人には不愉快に思えたのです。



彼には、フィリピンローカルエリアで、日本人の外国人として、これとほぼ同じ体験したことがあるのでしょう？
それと類似する、フィリピン人男性の視線を感じたわけです。

先ほども触れたように、彼は進んでローカルに飲みに行くような人ではありませんから、数人の複数で行かれたのだと思います。

そこに居たフィリピン人からすれば、日本でのアメリカ占領軍どころか、教科書には、フィリピンで蛮行をした旧日本軍の記載と教育があります。
その日本人の血を引く男と、金になびくフィリピンパン助娘に見えるわけです。

「俺の国で、俺の国の女と………デケイ態度で」であります。



ですからね。「小さくなって飲め！」と言うことでもないのですが、一人で行ってそれなりに打解けて、フィリピン人と「同じ」ように飲めると言う場というのは、その人にとってのみ成立する環境要素。

誰それもが、同じように受けとめてもらえるというものでは、ないのです。


ということで、ローカルなホットスポットエリアとは、その日本人のホットスポットエリア。
ゆえに『お知らせ、お伝えできない』という結論が導き出されるというわけです。




たまたま、そのような場所をお教えくださる方が居ますが、「絶対他の日本人には教えないでくださいね！」と念押しされるわけです。

それは「貴男だから………」という、人を見ての対応。問題を起こす日本人や、日本人が大挙したり、日本人が頻繁にその場に出入すれば、ローカルなホットスポットは、日本のフィリピンパブ同様の感覚で闊歩出来る、マラテ・マビニ・エルミタエリアと変わらなくなってしまう………。

つまらないばかり、要らぬ知恵も出て来る。そこにもセットアップ集団が出現することにもなりますしね。



自分にとって、フィリピンの『良い遊び場』とは、誰それと教えては………霧のように消えてしまう竜宮城のようであります。


他人（ひと）に教えないで、こっそり遊んでらっしゃい。
そこは、貴男だからのホットスポットです。

教えても、失うものはあっても、得るものはないのです。




「そうですよね〜」

「そうですね」




今時期、ポンビキサイトや、寸借詐欺、セットアップサイトでもない限りは、そんな情報を公開するフィリピン現地派ブログもホームページも無いという二人の結論です。

「遊び場教えて君」は………セットアップが多発する、マラテ・マビニ・エルミタを避け、既知のお遊びエリアで遊ぶことです。