フィリピン系ブログから「フィリピンは………」「フィリピンでは………」のような表現も見ることが少なくなってきました。
「フィリピンでは、車は右側通行」………こういうのは、フィリピン的常識。沖縄返還以降の日本とは違うことです。
「生理中でも妊娠する」………これは万国共通の現代常識。
なにも全世界を旅行して万国を知らずとも、自分の育まれた日本社会や、日本の日常生活、常識から、比較や類推すれば、フィリピンで目の当たりにする物事に対しては、そう大きな判断上の違いもいらないことで………人間社会。出会う顔形、言語の違いはあろうけども、男と女の関係や、人の抱く、人の寄せる感情には、そう違いはないものです。
帰国便の5席横の向こうに掛けた夫婦。日本人の妻とアメリカ人の夫と、まだ会話が出来ないバブバブの男の幼児です。
夫婦は、タイ人の美形のキャビンアテンダントの説明を、見上げるように聞き入って居ました。
母親のひざの上の子供も、おなじように。3人が同じように見上げて、聞き入っていたのです。
そして話が終わった途端、幼児はキャビンアテンダントに手を伸ばしました。
軽くあしらわれたので、父親に手を伸ばし『何とかしてくれよ〜』
『抱っこしてもらってくれよ〜』を願う動作です。
遠くで見ていた私と、その子の目が合いました。
『やるもんだな。お前』
『幼児には、その手が有ったか!』とばかり目を送ったのです。
はじめは、ギョッとしながら直ぐに笑って『解った?』の微笑み返し。
何度もこちらを覗くので、父親が子供の視線を追ってこちらを見ました。
私を挟んだ向こうには、フィリピン人の幼子の姉妹が二人。
それを見て父親は納得。息子はその姉妹に興味が在るのだと勘違いし、納得した様子です。
この幼子。物心つけば、そんなことがあった記憶も留まってもいないでしょう。
興味のあるモノ(者)には手を伸ばし、奇麗で香りの良い女性に触れてみたい。抱っこされたい。三つ子の魂が育まれています。
一歳児だろうが50歳だろうが、本能的な男(ひと)の興味と動作。そう変わることはないものです。
奇麗で清潔そうな女性が居て、いい香りがして、優しい声で話しかけて来る。
光る濡れた動く唇に。興味が惹かれます。
目は自分に向けられ、時たま長い睫毛の瞳が閉じたり開いたり、いい感じです。
触ってみたい。もっと近くに行きたい。香りも触感も、手や唇やほっぺで直に感じてみたい。
会話なき幼子なれど、何をしたがっているのかは一目瞭然です。
『オヤヂ。俺のしたいことが解らんのか!』でしょうね。
子供なら自然に出来たことが、大人になると出来なくなる人が居ます。
日本なら判るのに、異国だと急に判らないことが増える方も居ます。
相手や、その状況、全体像から観察すれば、まず観えてくるものがあるものです。 自然にすればいいことを、不自然に頭の中で考えてしまうひとが多いものです。
おむつをはいた小さなチンチの、バブバブの色男予備軍。
女への甘え方。接し方………おむつを履いてる頃から、順調健全に育まれていますよ。
やっぱ、幼児教育研究の大原敬子さんじゃないけれど、大人も老人の心理や行動も『児童心理学』で解明できちゃうですね。
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