マニラPHOTOバ-ジン

台風一過、過ぎてしまえば忘れてしまう日本人。
日本人の劣化が、とどまることがないのであります。

「日本人の劣化」言い過ぎですかね？
「同僚を思いやる気持ち」「社員を思いやる気持ち」「家族を思いやる気持ち」とでも表現されてもいいですかね？


何の話かというと『帰宅困難者』
首都圏を中心に、台風で交通機関が止まって、右往左往としているのです。
前回は不測の地震と津波。あれから半年しか経っていないのです。

しかし今回は台風。勢力も進路も、被害予測もすべて示されていたのです。

遠く北方の島々の方向に過ぎ行く台風を見ながら、
出社して来たおばちゃんが言うのです。


「なんで？　みんな傘もっているの？」


なにも傘を持っている。持っていないを論じているのではないのです。
「強風大量の降雨が予測されているのに、傘は有効ではないだろう」と言ってるわけです。

北海道ですからね。
北海道では嵐のほかに、風まじりの体に付着すると解ける雪も有ります。
そんなときは、車通勤者でも『いざという場合の雨具』雨合羽です。

ビニール製の使い捨ての、雨合羽（頭からすっぽりのビニールコート）が有効です。
防寒効果はなくても、まず濡らさないことですからね。



そして何よりも、風雨で交通機関が止まることは予想できていました。

公共性の高い企業職員や救急、災害対策職員………………。
そんな緊急、公益性の高い企業団体でもない限りは、何故に自宅待機をふくむ指示を社員に出すことが出来なかったのか？

出社していたのならば、帰宅時の交通機関の運行予測をもとに、早く帰宅させる。
宿泊施設、宿泊設備………食料、飲料水、防寒具、停電への対応まで準備できなかったのか？です。

簡単なのは、出社させずに、自宅待機を指示することでしょうね。
あらかじめ、前日や前々日に『災害状況に合わせた対処法と指示』がされていないことです。


不思議だよね。
駅構内に人があふれ、駅員に詰め寄っています。

電車が止まって運転を見合わせ、暴風雨が継続し運転再開が見込めないのであるとすれば『自分が出来ることは何か？』を考えて、宿泊個所を確保する。
避難防寒場所を確保する。会社に戻って宿泊準備をする、水食料を確保する………………ですからね。


それが「どうしよう？」の判断停止状態。
半年前にも同じことがあって、かつ今回は、その災害範囲の予測できました。


これが、今の日本です。今の日本人の「危機管理」とまで大げさな表現はとらずとも、その場での、最前の判断と行動をとった結果とは、このようなものなのです。



繰り返しますが、今回は、あらかじめ台風の到来が予測できたのです。

個人的な対処法としても、会社や学校を休むことは出来たのです。
あのすべての『帰宅困難者』が、出社不可欠な職種の人々であったとも思えません。

不思議ですよね。最近の日本人。



毎年、到来する台風や降雪被害。



別に「フィリピン人は………。」などと言わずとも、絶えず危機を意識し備える日本人。先を見越して、対策や備えをする民族でした？
状況に合わせた、最善の臨機応変な対処をする、日本人の姿は見えません。




コンドームをしないで「性病に感染した」「子供が出来た」と騒ぐフィリピン絡みの人々も。フィリピン娘にうつつを抜かして「会社を潰した」「会社を首になった」人々も。収入確保に配慮せず、長期滞在消費生活をダラダラと「金がない」「生活困窮」という人々も………。

不思議です。




福島の被災地の仮設住宅が、今回の台風で腰の位置まで水に浸かったというのです。

災害復旧・復興………なにやら………嗚呼、ぼやくまい。です。
今回の台風では、原発関連の報道されてないこともあるんでしょうね？

増税ですか？　そのカネで絵を描く役人、政治家………私、期待も、信用もしてないのですが。