マニラ娘純情。Manila Photo Virgin. "好きですマニラ manila love..." White edition


カマティ ブルゴスGOGOバー周辺



「あなた、ベテラン な(na)〜」

「あなた、パロパロ な(na)〜」

こんな言葉は、フィリピンの日常で娘達から聞くことが無いことを、ご存知でありましょうか?

フィリピンの娘達からけして飛び出すことの無い言葉。これが『ベテラン』であり『パロパロ』です。

ベテランは日本では日常的に使われていますが、普通のフィリピン人との会話で用いても、私たちの使う語意では伝わりませんので後回しにして、まずは『パロパロ』から………。

『パロパロ』とは、タガログ語の【PARU PARO】日本語訳【蝶】なわけですが、パルーパロ、パルパロと発音されるものです。

「あなたは花(女)から花(女)へと蝶のように飛び回る」状態を指すようですが、このパロパロ。フィリピンのある特定域以外では使われない言葉と表現なのです。

その特定域とは、日式KTVとジャパユキ経験者、ジャパユキ経験者の周辺に限定されるということです。



HIV新規感染7月〜9月294人。累計死亡者864人
日本の感染者数は、ついに10000人を超えました。


そもそも好きあって高まっている男女には、相手しかみえていまませんし、他の異性や同性にも興味は示しません。
今そこに居る自分と相手の関係しか存在しないことを意味します。

「それじゃお前はどうなんだ?」と言われますと、誰に聞かれても複数の女性の友達が居ることを隠してはいません。フレンドは多い方が楽しいのです。
ちなみにフレンドとガールフレンドの違いは、性的関係の無いか在るかです。

例えば、娘達との約束の時間が押して来ます。
ご存知の通りマニラの交通は渋滞が常態化しています。
それならば余計にその分を考慮して、「早く出れば良いではないか」と想われますが、それを考慮しても遅れることもあるでしょう?

また早く来られましても、他の来客がありますからこれまた困るわけでもございます。
それでも既に会っている女性客もしくは女性客グループの帰りが遅れて、次の予定と輻輳することもあります。
「よし、合同でいこう」となるわけです。

かくして予期せぬ女性同士、女性グループのご対面となります。

「はい自己紹介して………」





娘達の間では初対面でも、自ずと序列が出来て来ます。
フィリピンでは、一般的に年長が優位に立ちます。

若い娘は年上の娘を「アテ(お姉さん)」と呼びます。
放っておいても、それぞれの電話番号をどちらからとも無く交換することもあります。
これにはいろんな意味があるのですが、こちらも特に困ったことではありません。「ご自由に」です。

例外的に一般的には、全ての女性がガールフレンド場合は、序列が一時変わる場合があります。お腹をさすりながら「これは彼の子なの」と言う場合です。
厳密には、年長の序列に変化が在るわけではありませんが、まずは気遣う。と言ったところでしょうか?
『結婚するor結婚した』場合は、妻が優勢となるのは、日本もおなじでなのでしょう? こればかりは私め経験していないので判りません。


夜遅くなって自宅へ帰れない場合は、躊躇すること無くホテルのサービスに電話して、必要枚数のバスタオルをとってあげます。シャワーを浴びて初対面の娘たちが同じベッドに川の字で泊まって行きます。もちろん真ん中は私。『愛は平等に』です。

しかしこの段になっても、後にも「あなた、パロパロな〜」と言う表現も言語も、これらの娘達から聞くことはないものです。


「電話番号交換したの?」

「うん!」

したいことを「するな」と言うこともなく、困ったことがあったら連絡しあうことでしょう。助け合は大切です。

しかし、連絡を取り合い助け合の為にとはいうのも、偶然遭遇した娘同士が、既にそれ以前に友達であった場合や、姉妹であった場合や親戚であった場合くらいのもので、新たな女性が加わったコミュニティーの創出というのは、男性が女性にとって不安定行動でもとらない限りは、ありえないことです。

ようは、男性がそれまでと同じように、それぞれの女性を大切にし、物心変化なく注いでいる場合は、1対1的な関係に変化が生まれることもないものです。

ですから、フィリピンパブたる現地日式KTV(カラオケバー)やジャパユキ経験者やジャパユキ周辺から聞かれる『パロパロ』は、その言葉を放った男性(男性客)への、関係を予め遮断する目的で使われることが多いわけです。





日本人男性から、フィリピンの常識や知識の間違いを指摘された時に「失礼しました。私知りませんでした。」ではなくて「あなた、ベテランな」は、「ごめんなさい」とか「指摘してくれてありがとう」という謙虚な受け止めではなく、「このオヤジは、私に恥をかかせた」という、すり替え的弥縫表現なわけですから、同じく予めコミュニケーションを遮断する言語表現と理解していいでしょう。

当然『パロパロ』も『ベテラン』も、軽蔑や雪辱の笑みを込めてであります。

時に、男と女の関係となったKTVのホステスから、『あなた、パロパロな〜』を投げかけられることも、あるそうです。
この場合は、別な思考方法的特性要素があって、これについては長くなりますから、別途書きましょう。

普通の娘はそんなことを言う前に、会う機会が減った場合は「何か在ったの?」であり「私のこと嫌いになったの?」です。人を指して「ああ他にババエが居るんだ?!」などと、あえて相手に嫌われるようなことや、イヤミな不愉快にさせることは言わないものです。「私はもっとあなたと沢山一緒に居たいの」が根底にあるのですからね。


でありますから滅多に行かないKTVで、『パロパロ』も『ベテラン』も口にされようものなら「あっち行け」であります。
関係を予め遮断し予防線を張りながら、色香で酒やカネをねだる必要も無いものです。「あなたとコミュニケーションをとるのは嫌だ」とする娘から「何かのんでいい?」もないわけで、嫌がる娘に近くに居てもらう必要はないわけです。

「あなたの周りに、どんなに沢山の女性がいても、私はあなたが好き」

こうなれば事情は違って来ますがね。

ちなみに『ベテラン』を辞書で調べてみてください。英米辞書では普段日本で使われているのと、随分意味合いが違います。

『ラーメン』は、札幌の竹屋食堂で調理していた中国人に「それは何か?」と聞かれて「ラー(これは)ミェン(麺)」と答えたことが語源となっていると聞きます。





敗戦後の日本で、アメリカ進駐軍の将校に「彼は?」と聞いて「退役軍人さ」と答えたからか?どうか定かでは在りませんが、言葉の語源とはそのようなものが多いのでしょう?
ゆえに、フィリピンの日本とも繋がりのない娘や市民が「あなた、ベテランな〜」と言うことはけしてないことなのです。

逆に言えば、『パロパロ』も『ベテラン』も、ジャパユキ関係者か日式KTVに連なるものであることを、特定できる判断基準ともなるものです。

そして日本男性がフィリピン居て『パロパロ』や『ベテラン』を語る時、日式KTVや、日本のフィリピンパブ、ジャパユキからもたらされた『フィリピン社会観』に満ち足りている人であるとも、言えるのではないでしょうかね?
ご本人にとっては無自覚的でも、日式KTVや、日本のフィリピンパブ、ジャパユキによって与えられたカッコ付きの『フィリピン観』で、フィリピン社会もフィリピン概念も、フィリピン常識も形作られている人であると、言える場合が多いものです。


日本人同士の会話には、しばしば登場する『ベテラン』も、フィリピン多験者や在住者に向けて青年が「○○さん、フィリピンの関わりは深い(長い)のですか?」と聞くことは在るでしょうが「あなた、ベテランですね」とは言わないでしょう。
また「随分フィリピンに詳しいのですね」といわれて「私フィリピンは、ベテランですから。」と答える人も居ないものです。





ですからフィリピン現地で、青年があなたに向って「あなた、フィリピンは、ベテランですね」などと言う人が在れば、私的には「あっち行け!」なわけです。フィリピンでの徘徊場所もスタンスも、重なる点は僅かに在っても、共感し高めあう関係が成立することもないと想っています。「敬語使ってくれ」とはいいませんが「失礼な言葉」を向けて来る非常識な人とは、ご一緒したくないものです。

日本人社会的常識からすれば、フィリピンに旅する人も職業をなす人も居住する人も、その必然がない限りは全てスケベな男達。『スケベのベテラン』と言われてるのと大差在りませんからね。


「そうだよ! そう思われてるんだよ!」


後からパソコンを覗き見ながら、当社女子ロートル役員が言っています。へへ。
ちなみにロートルとは、中国語の「 老頭児」ラオートル、ロウトルが語源。なのだそうです。





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